ナーマスマラナにはもう一つのポイントがあります。
何かが起こってうんざりしているとき、あるいは、期待とは程遠いことや、嬉しくないような驚くべきことが起こる気配に不快になったり落ち込んだりしたとき、出し抜けに、「ラーマ」だとか、「サイ ラーマ」だとか、「マハーデーヴァ」などと言う人がいます。
彼らはそれを、ため息をつきながら、あるいは呻(うめ)きと共に口にします。
これは間違っています。
主の御名は、いつも、喜び、感謝、歓喜、そして、その御名の無類さと壮麗さの自覚と共に、口に出されなければなりません。
愛と共に御名を口にしなさい。真摯な切望と共に御名を口にしなさい。
1966年10月15日