2024年11月10日日曜日

サイババの、御言葉 2024/11/10

 年に一度だけラーマやクリシュナの御名を唱えても無意味です。あなたは体のためにどれほど頻繁に食事をとっていますか? 同じように、心(マインド)も食べ物を与えられることを要求してはいませんか? 神を黙想することが心(マインド)にとっての食事です。お腹を満たして心(マインド)を飢えさせるのは、馬車を飾りつけて馬を飢えさせるのと同じです。体という馬車を動かし続けるには、心(マインド)という馬に餌を与える必要があるのです。

体は数え切れないほどの方法で公然と世話をされています。心(マインド)は人目につかないところで食物を与えられる必要があります。誰も神の御名を唱えることに気づくことのできる者はいません。誰も御名を唱えることで授けられる恩恵の一つさえ奪い取ることはできません。せっかくこの価値ある能力を有しているのですから、人はそれを十分に使うことを怠るべきではありません。皆さんは富を得るためには苦労をものともしません。神を体験するためにも同様の骨折りをしていますか? 神を想うことにもいくらか時間を割くべきではありませんか?

書籍「ナーマスマラナ:神の名前の不思議な力」P.105