2024年10月31日木曜日

お便り274

 私が御名を唱えることになったきっかけは、病気の苦しみから逃れたかったからです。起きている時も、横になっても、目が覚めている時は一日中体が苦しくてしんどくて、何もできない日々が、もう覚えていませんがかなりの期間ありました。その上、食べるものに毒が入れられている、という被毒妄想や、常に盗聴盗撮されている、というスパイ妄想もあり、心も体も苦しみでいっぱいでした。 こんなことでは死んだ方がましだと思い、お先真っ暗の中、「ババ助けて!」という必死の気持ちで唱えていました。 私を助けてくれている両親に当たり散らしたい気持ちや、病気をきっかけに冷たくなった姉妹を恨みたい気持ちなどと戦いながら、ワラをもすがる思いで唱えていました。こんなことが永遠に続くように思われました。
しかし、状況は少しずつ少しずつ良くなっていき、留めがガン発症だったのですが、入院中も御名を唱え続け、手術は成功。合併症で半年間の入院後、ガン保険でおりたお金でババに会いに行くこともできました。ババに会えた最後のインド旅行です。帰国後間もなく、病院で知り合った15歳年下の男性と、3ヶ月の交際の末、お付き合いすることになりました。ババが引き合わせてくれたのかな、と思っています。それからは、体のしんどさは完全回復した訳ではありませんが、二人とも憧れていた沖縄旅行に何度も行ったり、大好きな人との幸せな生活が続きました。
今は、その方とは別れて、ひとり暮らしをしていますが、困った時にはいつも助け合える、素敵な友達関係が続いています。姉妹とは、今も音信不通ですが、私は心には、なんのわだかまりもなく、毎日家族の幸せを祈る平和な日々を過ごしています。もうそこそこの年なので、体の衰えはありますが、体と心の声をききながら、無理しすぎなければ、やりたいことは自由にできます。ババの御教えを守って、毎日、心から「みんな幸せになりますように」と祈っていると、私のハートにおわすババが喜んでたくさん愛してくれていると感じるので、毎日が本当に幸せです。
この先、何があるかは分かりませんが、悲しいことが起こったら、思いっきり悲しむ覚悟はできています。これだけ幸せな時間をババが与えてくれたのですから。

大阪:女性