どのような不都合に遭ったとしても、規律を破ったり緩めたりすることなく、自分のサーダナを続けていくよう努めなければなりません。
自分が愛して大切にし、スマラナ〔憶持〕のために選んだ御名を変えるべきではありません。
もし数日ごとに御名を変えていたら集中は不可能であり、心(マインド)が一意専心に到達することはないでしょう。
すべてのサーダナはこの一意専心を究極の目標としています。
ですから、神の御名と御姿を決めては捨てるというようなことは避け、唱名(ジャパム)と瞑想(ディヤーナム)にはずっと一つの御名が用いられなければなりません。
加えて、すべての神の御名とすべての神の御姿は、自分が唱名(ジャパム)や瞑想(ディヤーナム)の間に想う御名と御姿以外の何ものでもないという、強い信念も得なければなりません。
書籍「ナーマスマラナ 神の名前の不思議な力」 P.125