先日配信の御言葉の「ジャダ」について、さらに情報をよせていただきましたので紹介させていただきます。https://shiawasehenomina.blogspot.com/2024/08/2024818.html
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スワミへと続く道を共に歩む巡礼仲間からのメールを拝読し、勇気付けられたり考えさせられたりと本当に心強いです。
毎日のセヴァ、ありがとうございます。
さて、先日のご質問を拝読し、その延長線上でスワミの御講話の和訳版、英語版を読む機会を頂きました。
参照として元の御講話を掲載して下さり、ご配慮に感謝いたします。
また、ジャダとは、訳者泣かせの言葉ですね...私もその翻訳の難しさを痛感致します。
そこで、ラジオサイで長年トークショーをホストしているブラザー・プレムに、ジャダの意味を詳しく聞いてみました。
彼は、ギータ・シリーズを今年始めに終えたばかりで、最近は、SMNシュラヴァナム・マナナム・二ディッティヤーサム(傾聴と熟考と消化吸収)の3シーズン目を、ブラザー・サイプラカーシュと共にホストしており、サイの学生の中でも際立ってスワミの御講話やサイ関係の著書に造詣が深い方の一人です。
つきましては、質疑応答の内容をお送りいたしますので、みなさまの疑問解消のお役に立てれば幸いです。
印度:女性
ーーーーーーーー 質疑応答 ↓
【質問】 スワミの御講話の中に、ジャダという言葉が出てきます。
具体的にその意味をご説明ください。
【回答】 ジャダとは、「自動力のないもの、そのもの自体が不活性」という意味です。
これは、この世の実体は感覚と無感覚、あるいは有意識と無意識の2つのカテゴリーに分類できるという概念に基づいています。
意識的なものはチャイタニヤと呼ばれ、不活性なものはジャダと呼ばれます。
対比を例に挙げてみると、身体はジャダであり、アートマはチャイタニヤ。大局的に見ると、宇宙全体がジャダであり、それを動かしている主がチャイタニヤの側面です。
【質問】 なるほど…では、プルシャ「根源的宇宙・神」と、「プラクリティ(原質・自然界)」の対比で言うならば、プルシャなしでは何もできないから、プラクリティはジャダということですか?
【回答】 はい、そうです。
しかし私たちは、この言葉をより大きな文脈で使っています。
そのためジャダとチャイタニヤは、あらゆる例に当てはまります。
車はジャダで、中にいる運転手はチャイタニヤ。
手袋はジャダで、中にある手はチャイタニヤ。
感覚はジャダであり、それを動かすアートマはチャイタニヤ。
【質問】 分かりやすい例えを、有難うございます。
最後に、英語の訳語にある、Inert(不活性)に似た、ジャダを表す別の英語の言葉を教えてください。
【回答】 無生物、無感覚、生命がないもの
【質問者】 なるほど、有難うございました。
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また、【AI】ChatGPTへの質疑も送っていただきました。
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ジャダは、やはり、「自動力のないもの」「無生物」「不活性なもの」と訳すことが多いです。
わかりにくいので、私たちが(読者が)深く考えるきっかけになる言葉ですね。
ぴったり当てはまる日本語がない言葉(翻訳者泣かせの言葉)というのは、日本にその概念がないということなので、私たちが理解しずらいのは仕方がないことです。たとえば、フリダヤ、マナス、プラグニャーなど。・・・・
関東地域:女性
ーーーーーーーー AIに聞いてみた ↓
AIへの質問:
サンスクリットのジャダとは何ですか?
ChatGPT:
サンスクリット語の「ジャダ(Jada, जड)」は、「無知」「無意識」「鈍感」「生命のないもの」などを意味します。具体的な意味は文脈によって異なりますが、一般的に以下のようなニュアンスがあります。
1.無知・無意識
神的な知識や意識が欠如している状態を指します。この意味では、知恵や認識力が欠けている人や状態を「ジャダ」と呼ぶことがあります。
2.生命のないもの・物質
生きていない物体や、意識のない存在(たとえば、石や木などの無機物)を指す場合にも「ジャダ」が使われます。
3.鈍感・鈍重
感覚が鈍い、あるいは反応が遅い、重いといった意味でも使われることがあります。感受性や反応が鈍いことを示すために用いられることがあります。
サンスクリット哲学やヒンドゥー教の文献では、「ジャダ」はしばしば精神的な無知や物質的な存在(プラクリティ)と対比され、意識的で精神的な存在(プルシャ)や知識を強調するために使われることがあります。
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ネットの辞書からも調べてもいただきました。
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自動力とは、「自分で動く力」。
自動とは、(ネット辞書によると)
【自動】(じどう)
機械などが(自分の中に動力をもっていて)自分で動くこと。
「―ドア」
他の例:「自動車」「自動運転」など
東京:帰依者
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これまでの情報も合わせて、自分なりの「ジャダ」とは、どのようなものになったでしょうか。
このみんなの知識の集まりが、神の創られたこの世界を理解する一助になればと願っています。