今、人々はナーマスマラナやナーマ・サンキールタナ〔神の御名(ナーマ)を集団で歌うこと(サンキールタナ)、ナーマ・サンキールタンに同じ〕の概念を馬鹿にして笑います。
『名前の中にいったい何があるのか?』と人々は問います。そのような人々にとって、御名は言葉と音の寄せ集めにすぎません。
私の言葉もまた、言葉と音の寄せ集めです。けれども、私の言葉が心(ハート)に入ってくると、勇気づけられた気持ちや満たされた気持ちになりはしませんか?
言葉には途方もない力があります。
言葉は、感情や激情を高ぶらせることも、抑えることもできます。
言葉は、指示することも、激怒させることも、あるいは、感化させることも、そして、眠っている力と叡智(えいち)を引き出すこともできます。
ですから、御名を固く信じて、機会があればいつでも繰り返し御名を唱えなさい。
書籍「ナーマスマラナ:神の名前の不思議な力」P.20 より